悠太郎の仮想旅行

今日は、診察があった。
先日のパニック発作の話をしたら、主治医は動悸を押さえる薬
を処方してくれた。頻脈にも効くという。頓服としてではなく、
一日三回飲むのだが、これで幾分か発作の可能性が低くなって
くれると助かる。特に動悸は、毎日のように起きているから、
改善されると、生活も変わってくる。
これまでも、同じ症状やを発していたのだから、もっと早く処方
されても良かったはずだ。医師とは無粋なものである。
パニック発作を持っていると、大体電車は嫌いなものだ。
今回、改めて先生から、電車は嫌いかと聞かれた。
やはり、あまり好きではないと答える。
通勤電車は、特に堪える。
しかしながら、鉄道はちょっとしたヲタクだし、長距離の
汽車旅は大好きだ。この点が普通の精神医学からは乖離して
いる。主治医が首をかしげるのも理解できる。

１２月、また青春１８きっぷの季節が巡ってきている。
この冬は、長崎旅行へ行くので、列車旅はかんがえて
いなかった。旅行はキャンセルにしたのだから、冬の鉄道
旅に期待がかかって来ている。幸いにして自由の身、
明日にでも旅には出られる。
何も考えずとも、行きたい場所は、２か所ある。
そのうちの一つが冬の五能線の旅だ。
秋田県の東能代から弘前までを海に沿って大きく迂回
していく線である。秋田ー青森を五能線経由で結ぶ
リゾートしらかみという快速があるのだが、特急よりも
豪華な作りとなっている観光列車で、これに魅かれて旅に
でる鐵ヲタは多いのだ。
列車の窓は特別に大きくできており、名所となる地点では
最除速してくれので、嬉しい。また、列車の先頭部分は展望
ルームになっていて、鉄道好きが集まってくるので、話しも
盛り上がる。こんな旅は手軽だ。ただ、昔と違って今は、秋田
に出るまでの乗り継ぎが著しく不便になっている。

そうだ、出かけよ。
明日、巣鴨駅に行って、指定券を買ってこよ。